この記事では、トム・ピーターズさんの著作『ブランド人になれ!』の要約と感想をお伝えします。
著者のトム・ピーターズさんは、将来を約束された大手コンサルから独立し、自分の事業を立ち上げた方です。
本書『ブランド人になれ!』は多くの経営者、政治家たちを刺激してきた、セルフブランディングのバイブル。
元ZOZOの田端信太郎さんも絶賛し、同じタイトルの本まで出版されています。
「この本は俺の人生を変えた。労働ではなく投資! の時代に、個人が持ち得る最大の資本は自分の「名前」だ! 」(田端信太郎)
要約
選択と集中
友達や妻や子供たちにノーと言わなければならないとして、それがどうしたというのか。
何も失わずに得られるものなどない。
時間は常に足りない。
つまらないことに関わっている暇はない。
いらないメールには返信しない。
いらない会合には出ない。
過ぎたことをくよくよしない。
エクセレントでない事は今すぐやめろ。
あなたのポートフォリオがおしゃれでないなら、あなたはおしゃれではない。
八方美人になって消耗するより、人に何を言われようと一点に集中せよ。
ブランド人になるために必要でないものは切り捨てよ。
変化と進歩
何より怖いのは淀んで腐ること。
停滞を避けるには、頭を攪拌してくれる物や人に絶えず身をさらすしかない。
いつもと同じ仲間、同じ仕事、というのは楽だ。
しかしそれでは蛸壺の中にいるのと同じで、ブランドが磨かれない。
時代に遅れないためには、外からの刺激、痛みにも耐える覚悟がいる。
ブランド人には、好奇心がある。
一貫性がなく、常に変化している。
向こう見ずで、矛盾が多い。
信頼と評価
あの人に頼めば大丈夫、そんな噂がたつのがブランド人である。
自分が信頼を発散しているか?
自分の体から信頼の匂いがするか?
常に自分に問うようにしよう。
嘘ばかりついている人は信頼されない。
希望と笑顔
人は皆、重荷を背負っている。
問題はどうコントロールするかだ。
人は皆、希望と才能を授かっている。
問題はどう引き出すかだ。
ブランド人には笑顔がよく似合う。
落ち込んだ時は、何よりもまず自信を取り戻すこと。
それ以上に緊急のプロジェクトなどない。
感想
『ブランド人になれ!』は、めっちゃ好きな本です。
どこがいいのかうまく言えないけど、とにかく「熱い」。
翻訳本でこんなに読んでて「熱い」と思う本ってなかなかないです。
ビジネス書って、著者が「凡人である自分とは全く違うスーパーマン」みたいに感じることありませんか?
『ブランド人になれ!』は、そんな感覚がありませんでした。
著者のトム・ピーターズさんはビジネスですごい結果を出している人なんだけど、実は自分と同じような悩みや葛藤を経験しているんだなあってことがわかって、不思議と身近に感じます。
SNSが普及して、個人がそれぞれ自分のメディアを持てるようになった現代、「自分のブランドをどう確立していくべきか」という意識を持つ人は増えると思います。
そういう意味で、出版から時間は立っていますが、まさに読む価値のある本だと言えると思います。
わたしは社会人になりたての頃にこの本を知って、暗記するほど読んで、引越しなどで手放したりまた買い直したりしてます。
今わたしの手元にある『ブランド人になれ!』は、3回目の購入です。
多分もう手放さないと思います。
内容はほとんど頭に入ってるけど、時々気合を入れたいときにこの本を手に取るのです。
お守りみたいな存在でしょうか。
まとめ
- ブランド人は、最も重要なことに集中する。
- ブランド人は、常に変化しようとする。
- ブランド人は、信頼の匂いを発する。
- ブランド人は、よく笑う。
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