【要約&書評】<5分でわかる>転職の思考法 / 北野唯我

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〈この記事はこんな方におすすめ〉

・北野唯我さんの「転職の思考法」の要約や感想を知りたい
・転職をうまく進める考え方について詳しく知りたい
・自分のマーケットバリューを高める方法について知りたい

 

〈この記事によってわかること〉

・書籍「転職の施行法」の要約
・転職をしたい人が意識すべきこと
・マーケットバリューを高める方法

北野唯我さんの「転職の思考法」を読んだのでその書評と要約をします。

 

 

  1. マーケットバリューについて
    1. マーケットバリューの構成要素
      1. 技術資産
      2. 人的資産
      3. 業界の生産性
    2. 自分のマーケットバリューを図るための質問
      1. 自分に目を向ける
      2. いまいる会社に目を向ける
      3. 会社の外に目を向ける
    3. マーケットバリューの高め方
      1. 20代は専門性重視
      2. 30代は経験重視
      3. 40代は人的資産重視
  2. 業界選びについて
    1. 仕事のライフサイクル
    2. これから伸びるマーケットを見つける2つの方法
      1. 熱気に着目
      2. ニッチに着目
  3. 会社選びについて
    1. 会社選びの3つの基準
      1. マーケットバリューが上がるか
      2. 働きやすいか
      3. 活躍の可能性は十分あるか
    2. 給料は最優先事項ではない
    3. 良い会社を見極める3つのポイント
      1. 競合はどこか?
      2. 経営陣だけでなく現場の社員も優秀か?
      3. 同業他社からの評判は悪くないか?
    4. 新卒で入るべき会社と中途で入るべき会社の違い
      1. 中途入社の社員を活かすカルチャーがあるか?
      2. 自分の職種が会社の強みと一致しているか?
      3. どんな人材でも回るようなビジネスモデルか?
    5. 転職時に面接担当者に質問すべき3つのポイント
      1. どんな人物を求めていてどんな活躍を期待しているか?
      2. 今1番社内で活躍し評価されている人はどんな人物か?それは何故か?
      3. 中途で入った人物で、今活躍されている人はどんな社内パスを経てどんな業務を担当しているのか?
  4. 転職エージェントについて
    1. 良いエージェントの5箇条
      1. フィードバックが的確
      2. 俯瞰してくれる
      3. 交渉ができる
      4. 粘り強い
      5. 融通がきく
    2. 企業にとって採用方法はエージェントだけではない
      1. ヘッドハンティング(最も高コスト)
      2. 転職エージェント
      3. ダイレクトリクルーティング型サービス
      4. SNSなどのマッチングサービス
      5. 直接応募、友人の紹介(最も低コスト)
  5. 仕事における楽しみについて
    1. being型の人にとって理想的な状態
    2. 環境を整える方法
    3. being型の人間が好きなことを見つける2つの方法
      1. 人にヒントをもらう
      2. 自分で気づく
  6. ムッチャ刺さった名言まとめ
    1. パートナーに転職の話をするときのポイント
      1. ロジックを固めること
      2. 共感してもらうこと
      3. 最後は信じてもらうこと
    2. 自分にラベルを貼れ
    3. 転職における失敗の正体
    4. 意思決定について
    5. 伸びている市場に身を置け
  7. まとめ

マーケットバリューについて

マーケットバリューの構成要素

マーケットバリューは技術資産・人的資産・業界の生産性の3要素の掛け算で決まる。

 

技術資産

技術資産は他の会社でも通用する技術的蓄積。

職種に紐づく「専門性」と、職種に紐付かない「経験」の2つに分けられる。

専門性の例:法人営業のスキル

経験の例:チームマネジメントの経験

 

人的資産

人的資産を一言で言えば人脈。

あなただから動いてくれる人がどれだけいるか。

 

業界の生産性

業界の生産性は一人当たりの粗利(売上から原価を引いたもの)。

これが給料の原資となる。

 

いくら技術資産や人的資産が高くても、そもそも自分が参入する業界を間違ったら、マーケットバリューは高くならない。

 

いわゆる「激務な仕事」の中でも、金融やコンサルタントのように給与が高い業界もあれば、ウェディングのように給与が低い業界もある。

 

自分のマーケットバリューを図るための質問

自分自身に次のような質問をしてみることで、自分のマーケットバリューを見直すことができる。

自分に目を向ける

  • 会社を変えても価値のあるスキルをどれだけ持っているか?そのスキルの賞味期限はいつまでか?
  • 他の会社でも通用するレアな経験がどれだけあるか?その経験は世の中からどれだけ強いニーズがあるか?
  • 今後どれだけ自分の市場価値は成長が見込まれるか?

 

いまいる会社に目を向ける

  • 社内に、自分が会社を変えても喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか?その人物たちは意思決定の力がどれだけあるか?

 

会社の外に目を向ける

  • 社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人がどれだけいるか?その人物たちは意思決定の力がどれだけあるか?
  • 自分が所属しているマーケットの一人当たりの生産性はどれだけ高いか?
  • 自分が所属しているマーケットに今後の成長性はあるか?

 

マーケットバリューの高め方

20代は専門性、30代は経験、40代は人的資産でキャリアを作る。

 

特に出産を見据える女性は、福利厚生ではなく専門性や経験を重視し、いつでも戻れる状態を確保すべき。

業界の生産性は市場により20倍も違う。マーケットバリューに最も大きな影響を与えるのは間違いなく業界の生産性。

技術資産も人的資産も乏しいなら、生産性が高い業界かエスカレーターが上を向いている今後伸びる業界を選ぶ。

20代は専門性重視

30代は経験重視

40代は人的資産重視

 

業界選びについて

仕事のライフサイクル

  • そもそも仕事とは、生まれては消えるもの(例えばプログラミングという仕事は100年前には存在しなかった)。
  • 仕事のライフサイクルは「代替可能性が高いか低いか」と「椅子の数が多いか少ないか」で考えられる。
  • 伸びている業界に身をおく事は、それだけで価値がある(後追いで参入する企業にとって価値ある人材になる)。

 

これから伸びるマーケットを見つける2つの方法

熱気に着目

複数のベンチャーが参入し各社が成長しているサービスに注目する。

ニッチに着目

既存業界の非効率をつくロジックに着目する。

 

  • 百万人が参加しているゲームで「1番に上り詰める」ことを目指すのではなく、いずれ百万人が参加するゲームに「1番乗りする」ことがポイント
  • 伸びるマーケットには、いずれ大企業の競合となるような急成長中のベンチャーが複数いる。
  • 価値のあるものとないものは長い目で見ると逆転する。
  • 周りは馬鹿にするが理屈から考えると正しい事に賭けよう。

 

会社選びについて

会社選びの3つの基準

マーケットバリューが上がるか

働きやすいか

活躍の可能性は十分あるか

働きやすさはマーケットバリューと相反しない。むしろ長期的には一致する。

 

給料は最優先事項ではない

  • すでに給与が高い成熟企業と、今の給与は低いけど今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことがあれば、迷わず後者を取るべき。
  • マーケットバリューと給与は長期的には必ず一致する。
  • 高すぎる給料をもらってる人材は、将来ほぼ確実に減給か肩叩きにあう。
  • そしてこの国はマーケットバリューと給与のギャップを40代後半になるまで誰も教えてくれない。

 

良い会社を見極める3つのポイント

競合はどこか?

経営陣だけでなく現場の社員も優秀か?

同業他社からの評判は悪くないか?

 

新卒で入るべき会社と中途で入るべき会社の違い

中途入社の社員を活かすカルチャーがあるか?

自分の職種が会社の強みと一致しているか?

どんな人材でも回るようなビジネスモデルか?

 

転職時に面接担当者に質問すべき3つのポイント

どんな人物を求めていてどんな活躍を期待しているか?

今1番社内で活躍し評価されている人はどんな人物か?それは何故か?

中途で入った人物で、今活躍されている人はどんな社内パスを経てどんな業務を担当しているのか?

 

転職エージェントについて

良いエージェントの5箇条

フィードバックが的確

面接の時にどこが良かったかだけでなく、入社する上での懸念点はどこかまでフィードバックしてくれるか

俯瞰してくれる

案件の良い悪いではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる

交渉ができる

企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる

粘り強い

他にいい求人案件はないですか?と言う質問に粘り強く付き合ってくれる

融通がきく

社長や役員人事責任者との面接を自由にセットできる

 

企業にとって採用方法はエージェントだけではない

採用チャネルは主に以下の5つがあり企業から見れば1から順にコストが高い。

ヘッドハンティング(最も高コスト)

転職エージェント

ダイレクトリクルーティング型サービス

SNSなどのマッチングサービス

直接応募、友人の紹介(最も低コスト)

 

  • 転職エージェントから紹介される案件だけで検索先を絞ってはいけない。
  • 行きたい会社がある程度定まっているなら、処置を全てのチャンネルを自ら当たるべき。
  • エージェントが強く勧める会社は単に採用基準が甘い会社(エージェントからすれば入れやすい会社)に過ぎないこともある

 

仕事における楽しみについて

  • 人間には何をするかに重きを置くto do型の人間と、どんな人でありたいか・どんな状態でありたいかを重視するbeing型の人間がいる。
  • 99%の人間はbeing型である。
  • だから心からやりたいことがなくても悲観する必要は全くない。

being型の人にとって理想的な状態

自分:マーケットバリューが高く、仕事が好き

環境:緊張と緩和のバランスが心地よい

 

環境を整える方法

  • この半年の間に強い緊張を感じた場面を書き出してみる。
  • 悪い緊張が10以上あるなら職場を変える
  • いい緊張が3つ未満なら、より難しい業務や未経験の業務に挑戦する

 

being型の人間が好きなことを見つける2つの方法

Being型の人間には「心からやりたい事」は絶対必要ではない。

ただし「小さなやりたい事」は誰でも持っているからそれを以下の方法で探すべき

人にヒントをもらう

他の人から上手だといわれるが自分ではぴんとこないものから探す

自分で気づく

仕事の中で全くストレスを感じないことから探す

 

ムッチャ刺さった名言まとめ

パートナーに転職の話をするときのポイント

転職をパートナーに説明する際には、以下の3ステップが大切。

ロジックを固めること

共感してもらうこと

最後は信じてもらうこと

パートナーの反対にあい、転職を断念するケースは、大体「共感」が欠けている。

 

自分にラベルを貼れ

替えの利く存在から脱出したければ、自分の好きなこと、くにならないことをラベルにして直に張るべし

ラベルに書く内容は理想が入っていてもまたできないことでも大丈夫

ラベルをつけたらそのラベルがより強固になるかと言う判断軸で仕事を選んでいく

 

転職における失敗の正体

転職が失敗かどうかはあくまで事後的にしかわからない。

失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」

転職を阻害するのは、現実的な危険性ではなく、ほとんどが恐怖か見栄

 

意思決定について

意味のある意思決定は、必ず何かを捨てることを伴う。

意思決定とは、一番情報を持っていて、一番コミットしている人間がやるべきなんだ。

 

伸びている市場に身を置け

伸びている市場に身を置け。そのうえで、自分を信じろ。

 

まとめ

自分がいまいる会社あるいは環境に何かしら改善の必要性を感じているものの、大きな決断を前にすると腰が引けてしまう人や、自分のマーケットバリューをさらに高めたいと思っている方にはおすすめの本です。

仕事選びや転職に限らず人生は意思決定の連続です。自分の人生を思い通りにデザインできる人間になるために、意思決定の本質を学びたいですね。

 

 

 

Youtube(音声)でのまとめはこちらです。

【おすすめ本】転職の思考法/北野唯我