〈この記事はこんな方におすすめ〉
・「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の要約を知りたい
〈この記事によってわかること〉
・成功とともに時間を失う運命にあるのはどんな人か?
・金持ちが自分の会社を持っている理由とは?
・失敗とどう向き合うべきか?
キャッシュフロークワドラント
- E:Employee 従業員
- S:Specialist 自営業者
- B:Business owner ビジネス所有者
- I:Invester 投資家
左側のクワドラントとはE,Sを指す。
右側のクワドラントとはB,Iを指す。
成功とともに時間がなくなる領域
キャッシュフロークワドラントの左側で一生懸命働いて成功収めた場合には、成功するほど自分の時間はなくなる。
たとえ入ってくるお金が多くなったとしても。
一方、右側のクワドラントで成功する人々は、自分の時間の大切さを理解しており、自分の時間を守る手段を活用する。
Sの道は険しい
4つのクワドラントの中で1番難しいのはS(自営業者)だと思う。
失敗する確率は高いし、たとえ成功したとしても、それが失敗よりましとは限らない。
Sとして成功した場合は、他のクワドラントで成功した場合よりも一所懸命に働かなければならなくなることが多い。
おまけに、それがずっと続く。
無限大のリターン
真の投資家は自己資本ゼロの状態で利益を得る。
つまり元手なしでお金を手に入れる。
そのように無限大のリターンを得る事は可能だし、みんなそれは当然と考えている。
お金の世界は大きなシステムである
各クワドラントのシステムとの関係は以下の通り。
- E:システムのために働く
- S:本人がシステムとなって働く
- B:システムを作り出し、管理する
- I:システムにお金を投資する
読むべき良著「EQ」
恐怖の声でキャッシュフロークワドラントの1つの領域から出られないでいる人は、ダニエル・ゴールマンの著書「EQ」を読むと良い。
この本の中でゴールマンは「学校で良い成績を取った人は実社会で必ずしも成功するとは限らないという」昔から言われている謎の解明を試みている。
コールマンはその理由を「学問的な知性よりも感情面の知性の方が強いからである」としている。
金持ちが「自分の会社」を利用する理由
金持ちは以下の目的のために「自分の会社」を保有する。
1:資産の保護
2:収入の保護
収入がまず自分の会社を通るようにすれば、政府に取られる前にそのほとんど経費として使ってしまうことが可能になる。
税法に反しない範囲なら、支出を経費にするためにどんな規則を作ろうとあなたの勝手だ。
失敗とどう向き合うか
自分の失敗を誰か他の人のせいにしようとしてはいけない。
キャッシュフロークワドラントの右側でのゲームではそういうことができない。
このゲームは誰に対しても公平になっているわけではない。
それどころか公平でないことこそがこのゲームの肝なのである。
自分の短所とどう向き合うか
短所や欠点といったものは「”それが自分の足を引っ張る”と自分が思った時にだけ」本当に足を引っ張る。
学校の成績は良くなかった、クラスで人気がなかった、数学が苦手だ、金持ちだ、貧乏だ、その他どんな理由であれ自分が引け目を感じることがたとえあったとしても、長い目で見たらそんなものは何の意味もない。
まとめ
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」は、お金の真実を説明してくれるだけではなく、「自分の失敗や短所とどう向き合うか?」といった生きる上で大切な教えも詰まった本なのです。