橘玲さんによる著書「知的幸福の技術」は、お金と上手に付き合って幸せになる方法について書かれた短いエッセイの詰まった本です。
細切れの時間でも読めます。
ちなみにけっこう辛口です。
この記事では「知的幸福の技術」を買った理由、中身の要約、読んだ感想をまとめてご紹介します。
経緯:なぜこの本を買ったのか
購入したきっかけ
書店でたまたま見かけて購入。
購入した目的
橘玲さんの本は好きなので、未読の本を見かけたら購入するようにしています。
要約:書いてあったこと
元本が不十分なまま投資するな
効率的に投資できるのはまとまった元本のある人だけである。
投資の果実が元本に大きく影響されるのは金融の世界では常識だ。
元本100万円を年10%で運用しても運用益は10万円にしかならないが、1億円を年5%で運用すれば運用益500万円で日々生活するには充分だ。
その上リスクや運用コストは後者の方がずっと低く手間もかからない。
経済合理的に考えるならば元本100万円しかない人は資産運用などせずに働いた方が良い。
年10%の運用益をコンスタントに達成するのはプロでも困難だが、
収入から年間10万円の貯金をするのはさほど難しくない。
その上投資は損をするリスクがあるが、働けば確実に利益が増える。
資産運用について語るときは、全ての投資家が等しく元本を持つことが暗黙の約束事になる。
これは教育において、すべての子供が平等に知性を持っているはずという前提とよく似ている。
借金はタイムマシーンだ
あなたが3000万円のマンションを買おうと考えているとする。
給料の中から1年間で100万円の貯金ができるとするならば、マイホームの夢が実現するのは30年後だ。
ところがあなたは金融機関から借金をすることでこの夢を即座に実現できる。
30年住宅ローンの金利とは、30年後の未来にジャンプするタイムマシーンの乗車賃のことだ。
ファイナンスとは金で時間を買うこと
大きな富を得るためには効果的な投資と資金調達が不可欠だ。
人は借金をすることで、地道に働くよりも楽に欲望を実現し快楽を手に入れることができる。
これはとても魅力的な取引だ。
代償として失うのは将来のキャッシュだが、目の前に無い金の事など考えても仕方がない。
この考え方を突き詰めると、できるだけ大きな借金をし全てのキャッシュを使い果たして死ぬのが最高の人生ということになる。
借金イコール悪ではない
借金を悪だと批判する人がいる。だがファイナンスは道徳とは何の関係もない。
世の中には、上手な借金と下手な借金があるだけだ。
感想:読んで思ったこと
橘玲さんはコピーを書くのが上手いなと思う。
シンプルな言葉で書いてくれてるので、ぐさりとささります。
まとめ
お金と賢く付き合いたい方は、必読です!