読書会「猫町倶楽部」を主催されている山本多津也さんの著書です。
- 読書会ってどんなもの?
- 読書会に行くとどんな体験ができる?
- 読書会でモテる人ってどんな人?
そんな問いに対する答えが得られる本です。
要約
読書会でモテる人
読書会という知的な場所だからと言って、知識が豊富な人が必ずしもモテるわけではない。
どんなに知識が豊富でも、周りの人を無視して延々と自分の知識を披露し、自己陶酔してしまうような人は嫌厭される。
読書会は演説の場ではないから、何より言葉のキャッチボールを成立させられる人がモテる。
自己開示できる人になろう
ウィキペディアで調べれば誰でもすぐわかることを、読書会で言っても仕方がない、
読書会では「自分がどう感じたか」を話し合えると、ぐっと濃い時間になる。
とは言え、自分がどう感じたか表現するのは、実はかなり勇気を必要とする。
だからこそ、「自分はこう感じた」と潔く自己開示できる人の方が魅力的に見える。
コミュニケーションは、自分のプライベートスペースの扉を開けなければ始まらない。
客観的に間違っていない事実ばかりを披露して、頑なに自己開示を拒もうとする人には、相手もまた扉を開いてくれる事はない。
複数のコミュニティと関わろう
キャッチボールのうまさのほかにもう一つ、読書会でモテている人たちに共通する要素がある。
それは「読書会の他にもいくつかの居場所を持っていそうな人」ということ。
猫町倶楽部に来てくれる仲間たちと話していてよく感じるのは、自己評価の低い人が多いと言うこと。
一見自信満々でも、少し話してみると自分のことが好きになれないということがよくある。
自己評価が低い人は、どうも会社や学校で読書が趣味だと打ち明けられていない傾向がある。
「読書が趣味だ」と言うと「暗い」「オタク」「堅物」と誤解を受けそうで怖いのだという。
参考文献
ジェイン・オースティンの読書会
プリズン・ブッククラブ
江戸の読書会
読んでいない本について堂々と語る方法
感想
猫町倶楽部に参加してみたくなった。
とくに猫町UG(Underground)の常連であるという全身刺青の方に会ってみたい。
まとめ
- 知識自慢しない人がモテる
- 自己開示できる人がモテる
- 広い人間関係を持っている人がモテる
YouTubeでの音声まとめはこちらです。