〈この記事はこんな方におすすめ〉
・書籍「凡人起業」の要約や感想を知りたい
・会社を立ち上げようか悩んでいる
・独立する方法について知りたい
〈この記事によってわかること〉
・書籍「凡人起業」のエッセンス
・ベンチャー企業経営の裏側
・会社立ち上げのポイント
「凡人起業」を読んだのでその書評と要約をします。
凡人起業のマインド
自分の能力を過信しない
成長する市場に早期から参入しておけば、たとえ自分が提供するものが最高品質でなくても、業界全体の成長に伴ってシェアを拡大することができます。
自分の能力を高めること以上に、時代の波を逃さないことが大切です。
起業しやすい市場を選ぶ
凡人起業で大切なのは、いかに失敗を避けるか。
飲食業などに参入して初期投資にお金を使ってしまうと、いきなり資金繰りが苦しくなります。
まずはネットで提供できるサービスなど、元手が少なくてすむ業界に参入しましょう。
コツコツ継続できる仕組みを作る
自分が興味のある情報をブログやfacebookで定期的に配信すると、「自分の発信する情報が見られている」という意識が働き緊張感を持って継続できるようになります。
そのうち「自分の発信する情報を見て、喜んでくれている人がいる」という感覚が得られると、強制的な仕組みをなくしても継続できるようになります。
ビジネスでも毎日コツコツ取り組める人は信用を得られます。
凡人起業の戦略
ビジネスを作れる人材が求められる
大企業の社員がしていることは、ほとんど現状維持の仕事。
ゼロからビジネスを作った経験を、起業前に積んでいると有利です。
VCは投資したがっている
スタートアップの資金調達額は2010年から2017年の8年間で4倍に拡大しました。
現在は起業がしやすい環境になってきていると言えます。
自分がしてきたことを見直せば武器は見つかる
「自分には何もできない」という思い込みをまずは捨てましょう。
自分自身を回復すれば、付加価値を提供できるチャンスにも出会えます。
凡人起業のスキル
相手目線で動く
起業したてで信用のない状況から営業取引を成立させる煮は、まず相手に自分を認知してもらい、好きになってもらう必要があります。
熱意と真剣さを持ち、常に相手・市場の目線に立って営業しましょう。
それができる人は世の中少ないので、真剣に提案すれば耳を傾けてもらえる確率が上がります。
先駆者感を出して情報発信する
革命的な発明をしなくても、誰も整理してない情報を真っ先にまとめてしまえば先駆者感が出ます。
先駆者感が出ると、発言を聞いてもらえる立場に立てます。
ニッチな領域でトップを獲る
ニッチな領域でナンバーワンになりましょう。
自分がナンバーワンである領域が成長すれば、自然と自分のシェアが拡大します。
起業家仲間が教えてくれたこと
円満退社すべし
起業前に良い人間関係を作り、円満退社することがその後の起業家としての活動にも大いに影響します。
VCは事業よりも人に投資する
VCに出資してもらう際に大事なのは、事業計画よりも社長であるあなたの人柄です。
起業家と話す
良い先輩や良いコミュニティとのつながりを持っておくことが、情報収拾のためにも心身の健康のためにも重要です。
起業する際に考えるべきこと
事業計画よりもストーリー
企業にあたり世間一般に言われている事業計画は、最初はいりません。
あなたの経験が活き、事業が成長するストーリーを考えることが大切です。
ストーリー作りのヒント
- あなたが作る会社の名前は?
- あなたのビジネス経験は?
- あなたの強みは?
- あなたがいる業界の非効率なところは?
- あなたがいる業界で本来取り組むべき課題は?
- その課題のうち、あなたの強みが活きるところは?
- その課題をスマホを活用して解決するには?
- その解決策を実行するために足りないことは?
- 足りないことをどうやって補う?
- 補えたら、誰が顧客となってくれる?
- その事業の競合は誰がいる?
- 競合とどうやって差別化する?
- 起業直後はどうやって資金を確保する?
- 短期的&長期的に取り組むことを踏まえて、改めて会社名を考えるなら?
まとめ
起業に興味がある人や、会社勤めにモヤモヤしている人にぜひ読んでほしい、大切なヒントがたくさん詰まった本です。
35歳で会社創業し3年後にイグジットした小原聖誉さんの実体験に基づいて構築された「企業するためのマインド・戦略・スキル」が詳しく解説されているほか、会社勤めを経て起業された4人の方々の事例紹介が載っていて大変参考になります。
Youtube(音声)でのまとめはこちらです。
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