〈この記事はこんな方におすすめ〉
・書籍「アフターデジタル」の要約や感想を知りたい
・未来を決める法則について学びたい
・中国で起きている変化を知りたい
〈この記事によってわかること〉
・書籍「アフターデジタル」のエッセンス
・今、中国で何が起きている地殻変動
・オンラインとオフラインの境が消滅した世界で起きること
藤井保文さん、尾原和啓さんの「アフターデジタル」を読んだのでその書評と要約をします。
アフターデジタルとビフォアデジタル
ビフォアデジタルの認識
- お客さんとの接点は、基本的にリアル店舗や対面
- たまにデジタル(ネット)に来てくれる
アフターデジタルの認識
- お客さんとの接点は、基本的にデジタル(ネット)
- たまにリアル店舗や対面に来てくれる
OMOとは
アフターデジタルでは、以下の考え方をする。
- 顧客がモバイル決済やIoTによって常時オンラインに接続している
- オフラインが存在しない世界を前提としている
- 「リアル世界がデジタル世界に包含される」という捉え方をする
このオフラインが存在しない世界こそがOMO=Online Merge Offlineの状態である。
ECはなくなる
- アフターデジタル世界では、EC(E-Commerce)という考え方はなくなる。
- 「オンラインで買いたい」「オフラインで買いたい」といったこだわりはなくなる。
- 誰もが「自分にとって最も便利な方法」で都度買い物を行うようになる。
無人店舗の本当の威力
- 無人店舗の本当の威力は、スタッフの人件費を浮かせることではない。
- 無人店舗で顧客が体験するのは、オンライン店舗と全く同じもの。
- 顧客の行動から、人体の表情・動作を含んだ豊富なデータ収集ができる。
まとめ
「アフターデジタル」は、中国で進行している、UXを競争原理とする企業戦略のドラスティックな変化を活写し、この潮流から取り残されつつある私たち日本企業に警鐘を鳴らす本です。
いかに中国が速いスピードで時代を切り開いているか、一方の日本は遅れているかを痛感させられます。
まずは「オンラインを活用する」という周回遅れの発想を捨てるところから始めなければいけません。
未来を拓く、すべてのビジネスパーソンが読むべき一冊です。
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