【要約&感想】<5分でわかる>Q&Aこころの子育て/河合隼雄

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〈この記事はこんな方におすすめ〉

・子育てに悩んでいる

・河合隼雄さんの思想について知りたい

 

〈この記事によってわかること〉

・子育てに前向きになれる考え方

・河合隼雄さんの言葉

 

子育てに悩みはつきもの。

 

「Q&Aこころの子育て」は、

臨床心理学者の河合隼雄さんが、

子育ての悩みに寄り添い、ヒントを示してくれる本です。

 

 

声での要約(Youtube)はこちら。

 

 

この記事では「Q&Aこころの子育て」のエッセンスをまとめてご紹介します。

 

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要約

現代人は標準病にかかっている

  • 標準を気にしすぎて無用な心配をする
  • こころは直線的・段階的に育つものではない
  • 行ったり戻ったり、ジグザグに育つのである
  • もっとゆったりと構えよう

 

日本人は褒めるのが苦手

  • 褒めたって子供はつけあがらない
  • 子供の長所を5つ言えますか?
  • 「算数ができる」なんて言わないで
  • 「笑顔がいい」と言えたらなかなか良い
  • 計測不能なところを褒めよう

 

個性的に生きるとは

  • 個性的に生きるとは、不確実なことに賭けること
  • 確実になことだけ選んでたら個性はない
  • 親が個性的に生きたいなら、子供の個性を見つめざるを得ない
  • みんな自分を抑えることを教えられる
  • 個性的に生きるのは簡単ではない
  • 個性的に生きるとは、すごい大事業です

 

思春期までに親がすべきこと

  • 「面白かった」という体験をためてあげる事
  • 思春期には誰だってぐらつく
  • その時に「親を頼れる」と確信できれば安心
  • 「困ったら言いなさい」と口だけで言ってもダメ

 

太い絆よりも深い絆

  • 絆は強めるよりも深めるもの
  • 「絆を強める」とは、太く短い糸を結ぶ事
  • 太い糸で相手をコントロールしようとしている
  • 「絆を深める」とは、細く長い糸を結ぶ事
  • 遠く離れてお互い自由だけど繋がっている
  • 相手を信頼していればどこにいても大丈夫

 

葛藤を抱え続けられるのが大人

  • 子育てを本気でやっていたら悩んで当然
  • ちゃんと悩んだり迷ったりしないのが問題
  • みんな苦しいことは避けたがるから葛藤しない
  • 大人になるためには葛藤保持力が必要
  • 学校教育は、葛藤保持力を養えない
  • 人生には正解がない問いもたくさんある

 

感想

  • ときに厳しいことも言ってくれる
  • よくQから脱線しているのが面白い
  • 脱線してもちゃんと相手に寄り添っている
  • 関西弁がなんだか温かみを感じられる
  • 子育てはとても長い道のりであることが読み取れる

 

まとめ

こころはジグザグに育っていくもの。

 

「標準」「平均」なんて

気にしない方がいいんです。