「ナンパが最強のソリューションである」は、「他人とうまく話せない」という悩みを持つ青年が、ナンパを通じて自分を変えていく成長の物語です。
この記事では「ナンパが最強のソリューションである」のエッセンスをまとめてご紹介します。
要約
一言でまとめると
「他人とうまく話せない」という悩みを持つ青年が、ナンパを通じて自分を変えていく成長の物語。
大事なポイント
キモい空気
・「否定されたくない」という恐れからくる「キモい空気」こそ、他人から拒絶される原因。
・「あなたから拒否られるのが怖いです」という重々しい空気で話しかければ、女性は「生理的にムリ!」と拒否する。
・女性からの拒否が「キモい空気に対して」であることに気づけず、「自分自身を拒否っている=人格を否定された」と反射的に思い込むと、どんどん重い空気を増幅させてしまう。
色気の源泉
・すぐ舞い上がると、普段が寂しいやつと思われて、年下からもナメられる。
・常に堂々としていれば「この人はただ者ではない」と思われる。
・異性からどう思われるかがどうでもよくなって、突き放して相手を見れるようになった人は、自然と色気が醸し出されてくる。
承認欲求
・コミュニケーションは、承認欲求に振り回された方が負け。
・「相手に認められたい」という気持ちが生まれると、主導権を握られてしまう。
本物のS
・SはサディストのSであり、同時にサービスのSでもある。
・「相手の欲望を刺激しておいて、あっさり取り上げる」などのSっ気を、相手の深層心理にある欲求へのサービスとして提供できる人が本物のSである。
・Sは徹底的に「相手のため」に行うものであり、異性への復讐心などに突き動かされてはいけない。
セルフイメージ
・そもそも自分を自分でカッコいいと思ってない男は、女性を魅了することはできない。
・女性を魅了することで自信がつき、仕事でも活きるような影響力が身につく。ナンパは自己研鑽の手段なのである。
感想
読んでみた感想
私自身、コミュ障の自覚があるので、主人公(著者・零時レイさん)に感情移入しながら一気に読みました。
「ナンパ」というと正直イメージ悪いですが、中身はジャンプ漫画みたいでワクワクしっぱなしでした。
主人公の青年がいろんな強敵(ムチャクチャ魅力的な女性)に、仲間(ナンパ師)とともに立ち向かうわけです。
ボコボコにされながらも、いろんな能力や自信を身につけて強くなっていく様子は、普通にエキサイティングです。
いわばHUNTER×HUNTERのように、違う系統の念能力を持った仲間と出会い、主人公も新しい能力に開花していくわけですね。
ちょっと無理やりですが。
本当に面白いので一気に読めます。
あと、零時レイさんのふざけと丁寧が同居してる文体が大好きです。
読んでみて気づいたこと
私ももっと自信を持って、穏やかに人と話そうと思いました。
そういえば、仕事で評価される人って、この本に出てくるナンパ師と同じように、落ち着きやサービス精神を持ってるんですよね。
ナンパができる人はきっと仕事もできるんやと思います。
知らんけど。
前作もおすすめ
前作「究極の男磨き道 ナンパ」がめちゃくちゃ面白かったので、今回も期待して購入した次第です。
で、正直どっちが好きかっていうと、個人的には前作の方がより好きです。
主人公(今作同様、著者である零時レイさん)の成長ぶりというか振れ幅が、前作の方が大きいんですよね。
強敵に出会った主人公が「こいつスゲー!その高みへ俺も行きてェ!!」とワタワタしてる感じが面白くて、そこが前作だとよりじっくり描かれてる感じ。
今作は比較的、教科書的な感じが強いので、あまり内面的な葛藤を描くためにページを割けなかったのかなと考えます。
要するに、今作「ナンパが最強のソリューションである」も、前作「最強の男磨き道 ナンパ」もめちゃくちゃ面白いので、ぜひ両方読むべし!
(マジで面白いです)
まとめ
「コミュ障な自分を変えたい」そんな人は必読!
タイトルが恥ずかしすぎるので、書店で手に取るのは勇気がいるかもしれませんが、中身はさながらジャンプ漫画です。
主人公の成長を追いかけるのも楽しいし、読みながら人付き合いのコツみたいなのを学べます。