【要約&書評】発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術/借金玉

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この記事は約5分で読めます。

〈この記事はこんな方におすすめ〉

・発達障害に悩んでいる

・鬱に悩んでいる

 

〈この記事によってわかること〉

・発達障害や鬱でも生きづらさがなくなる考え方

・仕事や人間関係がうまくいく方法

 

自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、

その解決策を具体的に示した本は少ないのが現状です。

 

本書には、発達障害当事者である著者・借金玉さんが、

試行錯誤と度重なる失敗の末に身につけた

「本当に役立つ」ライフハックが詰まっています。

 

発達障害や鬱を抱えている人はもちろん、グレーゾーンの人も、

仕事や人間関係がうまくいかない人にも役立つ1冊です。

 

 

声での要約(Youtube)はこちら。

 

 

この記事では「発達障害の僕が「食える人」に変わった-すごい仕事術」のエッセンスをまとめてご紹介します。

 

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要約

原則まとめ

仕事の原則

  • 自分を変えるな
  • 道具に頼れ

人間関係の原則

  • 全ての会社は「部族」である
  • 「部族の掟」を知ろう

生活習慣の原則

  • 「普通」に捉われるな
  • 眠れないなら薬をもらおう

依存の原則

  • 酒は呑んでも呑まれるな
  • 薬の飲み忘れは「仕組み」で防げ

生存の原則

  • 自己肯定に「根拠」はいらない
  • 死なないことが最優先

 

 

休みについて

上手に休め

  • 休むのは最も重要な仕事
  • 休みはスケジュールの空白ではない
  • 休みの予定を最優先で押さえよう

 

完璧な休日

  • 掃除もクリーニングもしないのが完璧な休日
  • 付き合いの飲み会に行かない
  • 完全に「何もしない」に徹すること

 

会社という部族について

全ての会社は部族である

  • 部族の掟に従わない者はハブられる
  • 「空気を読む」とは、部族のカルチャーを読むこと
  • 業務習得や遂行の最高の潤滑油は「好意」

 

部族の三大通貨

この3つを覚えれば人間関係の問題の9割は解決

  • 褒め上げ(タイミングよく褒める)
  • メンツ(然るべき順番で相談する)
  • 挨拶(無視する先輩にも挨拶する)

 

コミュニケーションについて

挨拶

  • 完全に外したとしても、やらないよりはマシ
  • スマートにやろうとしなくていい
  • 「とにかく挨拶してくるヤツ」になろう

 

雑談

  • 雑談は通信プロトコルの相互確認
  • 雑談は議論でも情報交換でもない
  • 雑談中はとにかく同意せよ

 

飲み会

  • 飲み会では喋らず、喋らせる
  • 鉄板の話題は、人を褒める話か感謝する話
  • 「楽しいふりをして疲れた飲み会」であれば安心
  • 「楽しかった飲み会」はちょっと危険かも

 

ちゃんとすることについて

整理整頓の三つのコツ

  • ぶっこみ(一箇所に集約する)
  • 一覧性(一目で見えるようにする)
  • 一手アクセス(すぐ手が届くようにする)

 

リカバリーの重要性

  • 「ミスしない」より「ミスしても大丈夫」を徹底する
  • 忘れがちなものは複数用意しておく
  • リカバリーする道具を常に携帯する

 

生きづらさについて

自己肯定に根拠は不要

  • 無根拠に自己肯定しよう
  • まずは無根拠に他人を肯定しよう
  • 生きる価値がなくても死ぬ必要はない

 

鬱は治りかけが危険

  • 役所で手続きできるレベルが一番危険
  • 会社復帰するのはめちゃくちゃ怖い
  • 焦らずゆっくり戻ればいい

 

書評

いいなあと思ったことを挙げていきます。

独断と偏見で書いてますのでご了承ください。

 

行動に移しやすい

  • 具体的なテクニック満載で良い
  • 仕事できなくて悩んでる人に実践しやすいレベル
  • 発達障害という自覚がない人も読むべき

 

癒される

  • やわらかい文体に癒される
  • かわいいイラストに和む

 

勇気付けられる

  • 鬱経験者として、著者の実体験にとても共感できる
  • 弱い部分をさらけ出しててすごいと思う

 

まとめ

自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、

その解決策を具体的に示した本は少ない―。

 

そんな思いを抱えていた著者が、

試行錯誤の末に身につけたライフハックを

たくさん詰め込んだのが本書です。

 

「普通」には生きられなくても、

食べていくことはできるし、

生きていくこともできる。

 

仕事や人間関係がうまくいかないあなたのための

「日本一意識が低い」自己啓発書です。

 

 

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