【要約&書評】<5分でわかる>アマゾン銀行が誕生する日/田中道昭

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〈この記事はこんな方におすすめ〉

・書籍「アマゾン銀行が誕生する日」の要約や感想を知りたい

・銀行にめちゃくちゃ不満を抱えて生きている

・銀行がこれからどう変わるか気になる

 

〈この記事によってわかること〉

・書籍「アマゾン銀行が誕生する日」のエッセンス

・未来の銀行のあり方

・テクノロジー企業の金融戦略

 

こんな気持ちになったことはありませんか?

「銀行ってなんでこんな不便なんだろう」

「アマゾンってどこを目指してるんだろう」

そんな素朴な疑問からスタートして、世界の動向を考えてみましょう。

 

AIの発達により、いろんな仕事がなくなると言われています。

銀行がこれまでやってきた仕事は特に陳腐化が激しいので、大きな改革をしないと生き残れないと言われています。

 

一方で、お金に関する人々の欲求は形を変えてもなくなることはありません。

そのニーズをうまく捉えた企業が覇権を握るのは確実。

アマゾンをはじめとするテクノロジー企業が金融機能を強化しているのはそのためです。

 

田中道昭さんの著作「アマゾン銀行が誕生する日」には、以下のことが書かれています。

  • 金融のあるべき姿とは
  • 金融業界に新規参入するプレイヤー達の戦略
  • 既存金融機関の戦略

 

本書は、アマゾンをはじめとするテクノロジー企業と既存銀行のビジネスモデルを紹介した上で、彼らがどのように金融業を変えようとしているかを分析しています。

 

 

この記事では「アマゾン銀行が誕生する日」のエッセンスをまとめてご紹介します。

 

本書はこんな方にオススメ

本書は、こんな方におすすめです。

 

  • 金融業界に起こる変化に興味がある
  • キャッシュレスに興味がある
  • アマゾンに興味がある
  • テック企業に興味がある

 

本書の構成

本書は、大まかに分けると以下の3部構成になっています。

 

金融のあるべき姿

  • 戦いの構図
  • 新しい当たり前
  • 金融実務経験に基づく問題意識

 

ディスラプター(変革者)たちの戦略

  • アマゾン
  • アリババ
  • テンセント
  • 楽天
  • LINE
  • Yahoo!&ソフトバンク連合
  • SBI

 

既存金融機関の戦略

  • ゴールドマン・サックス
  • J.P. Morgan
  • MUFJ
  • みずほ
  • SMBC
  • DBS(シンガポール)

 

注意点

本書を購入される場合、以下のことを知っておいてください。

 

  • まるまる一冊アマゾンについて書いているわけではない

 

「アマゾン銀行が誕生する日」は、あくまで金融機関やテック企業の今後の戦略を包括的に学びたい人が読むべき本です。

 

とにかくアマゾンについて詳しく調べたいんだ!という方は、まずこちらの「果てなき野望」がオススメ。

 

本書の教え

シェアリングとキャッシュレスは一体

  • シェアリングはキャッシュレス化とともに浸透していく。
  • キャッシュレス化、自動化、シェアリングは三位一体の関係にある。
  • シェアリングというのは自転車でも車でも、キャッシュレスありきのサービスであり、スマホでの操作が大前提である。

 

金融はもはやデュプリケート(擬似的に創造)できる

  • 今まで銀行が独占していた預金、貸し出し、為替といった業務が、銀行の独占ではなくなりつつある。
  • 厳しい規制に縛られる銀行の免許を取得しなくても、金融業も全て疑似的に創造することが可能。
  • 金融ディスラプターたちはまさにそれを実現しており、アマゾンはその象徴である。

 

「当たり前」が大きく変わる

  • これまで金融機関とインターネット企業では当たり前のことが違った。
  • 次世代金融産業をめぐる戦いにおいて、変革を迫られるのは、当然ながら既存金融機関の方である。
  • 「金融機関にとっての当たり前」ではなく、「インターネット企業にとっての当たり前」を取り込んでいくことが生き残るための喫緊の課題である。

 

これから当たり前になること

  • 便利
  • 手間がかからない
  • 時間がかからない
  • わかりやすい
  • 自動でしてくれる
  • フレンドリー
  • 楽しい
  • 取引していることを意識しない

これまで当たり前だったこと

  • 不便
  • 手間がかかる
  • 時間がかかる
  • わかりにくい
  • 人がやる
  • フレンドリーじゃない
  • 楽しくない
  • 取引していることを意識させられる

 

ピーター・ティールの言葉

ピーターティールは、彼のスタートアップ論がまとめられた著書「ゼロ・トゥ・ワン」で次のように語っている。

 

どんなスタートアップも非常に小さな市場から始めるべきだ。

失敗するなら小さすぎて失敗する方が良い。

理由は、大きな市場よりも小さな市場の方が支配しやすいからだ。

ニッチ市場を創造し支配したら、次は関連する少し大きな市場に徐々に拡大していくべきだ。

 

アマゾンはそのお手本と言える。

ジェフ・ベゾスは創業時からすべてのオンライン小売市場を支配するというビジョンを持っていたけれど、極めて意図的に、まず本から始めた。

アマゾンは徐々にカテゴリを拡大し、ついに世界一のデパートになった。

 

 

ケヴィン・ケリーの言葉

ケヴィン・ケリーは「インターネットの次に来るもの」の中で次のように述べている。

 

2050年に最も大きく、最速で成長し、1番稼いでいる会社は、今はまだ目に見えず評価もされていない「新しいシェア」の形を見つけた会社だろう。

シェア可能なもの、つまり思想や感情、金銭、健康、時間は何でも、正しい条件が揃い、ちゃんとした恩恵があればシェアされる。

 

 

まとめ

金融行は銀行だけができるものではなくなる。

その結果、どんどん新規で参入するプレイヤーが増えてくる。

 

そもそも、金融業とは何かと言う点から問い直される時代になっている。

アマゾンをはじめ多くの企業が新しい形の金融業に参入しようとしている。

でもそこに気付けている人はまだまだ少ない。

 

「アマゾン銀行が誕生する日」は、金融業界に起こる地殻変動を知るために必須の一冊。

 

 

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