浅田すぐるさんによる著書『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚独学法』は、本質を見抜き要約する力の大切さと磨き方について書かれた本です。
この記事では『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚独学法』の中身の要約、読んだ感想をまとめてご紹介します。
要約:書いてあったこと
要約力を身につける方法
3つの疑問に答える
Why, What, Howの3つの疑問に答えることができれば、どんなツッコミにも答えられる。
20字に短くまとめる
五七五のリズムにも通じるように、20字のメッセージは伝わりやすいし記憶しやすい。
シンプルな型にはめる
型にはめる練習をとにかくこなせば、だんだんと脳内で瞬時にその型を再現できるようになる。
ある方法を試して効果を得られるかどうかを考えるよりも、まず行動し実践することが大切。
大事なこと
目的を忘れずに本を読むべし
必ずしも読書のスタート時点で目的が明確でなくてもいい。
理解する=説明できる状態
他人に簡潔に説明できれば、物事を理解していると言える。
読書にしても、本の内容を全て記憶しておく必要はなく、重要な部分だけをストックできれば良い。
わかる=3つの疑問が解消した状態
そもそも生じない疑問には答える必要がない。
また、著者や話し手が強調するところより、自分で設定した目的を優先していい。
目から鱗だったこと
ダメなビジネス書の特徴
そもそもビジネス書は、問題や疑問を解決するためのもの。
読み終えても自分の行動が何も変わらないようでは、ビジネス書を読んだ意味がない。
行動を変えられない原因として「そもそも本に書いてない」というケースもある。
「問題解決のために、具体的にどうすればいいか」が「動作」で書かれてない本はダメな本。
仕事ができる人の特徴
要約力が身につくと、質疑応答の際に堂々とした振る舞いができるようになり、「仕事ができる人」という評価を得られる。
「働く」=「傍を楽にする」
「働く(はたらく)」とは、「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味である。
勉強も仕事も、そばにいる他者を楽にするためにやるものである。
感想:読んで思ったこと
以下の3つを実践しようと思います。
読書の目的を明確にする
具体的には、「今、なんでこの本を読んでるのか?」を文字に書く。
読書の目的を、読書中にちょいちょい見返す。
読んでるうちに目的が変わってきたら、その都度書き直す。
ダメなビジネス書は読まない
「具体的にどうすればいいのか」が書いてない本は、読まない。
そう考えると、意外とダメな本ってたくさんあることに気づく。
要約のトレーニングをこなす
仕事でも読書でも、説明は「20字」以内に要約する
とにかく「20字」という制限にこだわる
まとめ
【読書をするときのポイント】
1.目的を決めてから読み始める
2.最初から全部読まなくていい
3.内容を全部暗記しなくていい
4.どこが大事かを言えるように
5.Why、What、Howにまとめる
6.理解している=説明ができる
7.要約してこそ記憶に刻まれる
8.行動に移せない本は読まない
9.アウトプットしてこ— タマ (@tama_easy) November 17, 2019
要約力を磨くポイントは目的とゴールを設定すること。
行動に移せないようなインプットには、意味がない。
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